ポートレートのその先へ
ポートレートは偶然の産物だ。
きっと写真上級者は偶然じゃダメなんだよ!
と怒るんだろうな。
でも、偶然は自分が呼び込むんですよね。
カメラマンの思ってる世界観なんて、一定の枠しかなくて、
(優秀なカメラマンでも)相手がいるポートレートはモデルとの
偶然のハプニングをいかに作っていけるかだと思う。
それは、一対一で向き合った場合どんな球を投げたらどう打ち返すか?
ピッチャーとバッターみたいなものです。
偶然を嫌う人は、全部自分の手中に収めようとするから発想や感情が一人分?
しかなくて写真がつまらないんだと思う。
どんなボールを投げるかで相手の出方は変わってくる。
投げる種類は多いほうがいい。
それはレンズがどうとか構図がどうとかの話ではなく、
向き合い方次第で写真は大きく変わると思います。
