ライティングってなんだ?
ライティング。。。。
世の中に講座も本もいっぱい出ているライティング技法。
いい時代です。
僕が駆け出しの頃はそんなもの一つもなく、YouTubeも当然ない。
駅に貼ってある大きな女優さんのポスターの瞳に映るライトやレフ板を必死でメモ
していたっけ。。。
そうやって身につけた技術を広告写真や雑誌の写真で駆使しながら腕を磨いてきた。
では、UNGRAPHYで撮る個人的な写真集制作のための現場でライティングするかといったら
一切しない。。。
なぜ? 面倒臭い。これが一番の理由。
仕事でもないのに大掛かりなライティングセットを持ち込むなんてまっぴらごめんだ。
もう一つ理由がある。
それは生じゃなくなるという事。
優れた光の構築はやればやるほど絵空事になっていく。リアルから遠ざかってしまう。
だから、影が真っ黒になろうとも、モデルの顔がつぶれようとも自分の撮影では絶対やりたくない。
ある光で撮る。暗くて撮れなかったらカメラにストロボ直付でガツンと撮る。
以上って感じ。
この直付は結構いい感情を出す、余裕のなさだったり暴力的だったり、興奮作用だったり。
ちゃんとライティングする時点で、それはとても冷静なカメラマンとしての目を持って
臨んでるわけで、仕事以外でその目は邪魔なだけ。。。。
僕は大体お部屋に入った撮影でもX100Fにサンパック(懐かしい、去年2000円で買った)
の小っちゃいストロボくっつけてバチャバチャ撮ってるだけです。
